山を歩いていると木に絡まったり地面に這っていたりする不思議なものを見かけます。 気にし始めるとたびたび目につくようになります。 上高地の明神池にて。 長野のどこかの登山道。 図鑑によるとそれはサルオガセという名前がついていました。 入笠山に行ったとき出会ったサルオガセは衝撃でした。 まるでお化けの木! サルオガセを調べるとコケではなく地衣類という分類になるそうです。 地衣類?初めて耳にする言葉です。 「地衣類とは菌類の内で藻類を共生させることで自活できるようになったものである。」 んーーよくわかりません。 こんなふうに山道に落ちて?います。 裏返すと枯れた枝に絡みついていました。 樹皮に着生するけど他の植物を枯らすことはないとのこと。 木から生えてるように見えるけど着生してるんですね。 地を這うように生えているのもあります。 面白い形をしてます。 冬でも枯れません。 凍っても枯れないんです! コケと共生することが多けどコケではありません。 ↓なんかはコケだと思って撮影してました。 地衣類にはサルオガセ科、ウメノキゴケ科、カラタチゴケ科などがあります。 名前の同定ができるほど地衣類のことわかっていません。 奥が深いですね。 「地衣類の不思議」柏谷博之著を買い求め、とても興味深く読みました。
わけの分からない物を調べて何になるのかという人もいるかと思います。 でも大気汚染の指標だったりするようですよ。 リトマス試験紙の原料になったり、染料になったり。(ヨーロッパでは地衣染というのもあるそうです) それよりも不思議なものに近づくのは楽しいです。 これからも観察したり調べたりしていきたいと思います。 2017/09/22 |